ルーテル教会とは

●全世界で6000万人

 ルターの宗教改革で始まったルーテル教会は、ドイツから北欧へと広がり、アメリカに渡り、さらにそれらの国々からアジア、アフリカ、ラテン・アメリカなどに至って全世界に存在するようになっています。

●宗教改革
 ルターは16世紀の初めに、当時の教会が正しい福音信仰に立ち戻ることを、聖書に基づいて訴えました。
 それは、神のみが神であり、この神がイエス・キリストの十字架と復活によって罪人を救ってくださること、この恵みの神に心から信頼し、服従することでした。
 「聖書のみ、恵みのみ、信仰のみ」という、宗教改革の三大原理です。

●日本のルーテル教会
 日本におけるルーテル教会の最初の礼拝は、1893年のイースターに、九州の佐賀でアメリカの宣教師ピーリー・シェラーたちを中心に守られました。これが日本ルーテル教会の始まりです。

●教会
 教会はたんに地上の組織であるだけでなく、主イエスのからだです。
 主の救いにあずかるということは、教会につらなることになります。
 同時に、主のからだの一員としての働きを期待されます。
いろいろな役割の相違はありますが、根本的に身分の相違はなく、すべての信仰者がみことばを証しし、教会の交わりを形成していく責任を持つと考えています。

●教会は信じるもの、そして信じられるもの
 使徒信条の中で、「また聖なる公同の(キリスト)教会を信じます」と私たちは告白します。礼拝や教会のあり方、信徒の生活もまた信仰の告白であり、信じる事の表明です。

●活動、そのための組織
 主イエスがみことばを伝え、教え、奉仕をされたように、教会もかしらなる主と結びつき、その働きを今に伝えます。
 私たちの教会は信徒全体が結成する総会を中心に、そこで決まった事を具体的に考え、実行する役員会があります。
 役員会は牧師と共に、教会の運営と信徒の交わりのために働きます。しかし、役員だけが働くのではなくて、信徒全体も整えられて
働きます。
 牧師は、みことばと礼典の執行という教会の中心的な仕事をゆだねるために教会が招いた人です。